2018年09月15日

お茶学習会 祇園辻利と建仁寺へ!

5年前に富澤さんのお繋がりで観察園にお茶の苗木を頂き
そのご縁で今回は京都の宇治茶「祇園辻利」の本社へ、お茶学習会に参加しました。

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祇園辻利の本店前で本社の方と待ち合わせをして、祇園の町や「建仁寺」を案内して頂きました。

花見小路を入ると大勢の外国人や着物を着た観光客が行き交い、
可愛いお店が立ち並んでおり、ついつい足を止めてしまいます。

花見小路の突き当たりに「建仁寺」というお寺があり、
祇園辻利の方から「京都最古の禅寺で風神雷神図があったお寺です」と紹介されました。

(実物は京都博物館に所蔵され、今あるものは、陶版製のものやコピーのもの)

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また、開山した「栄西禅師」は、鎌倉時代に中国から茶種を持ち帰り
「喫茶養生記」を書き残した「茶祖」と云われる人物です」と教えて頂きました。

お寺の中には、趣向を凝らした禅庭や茶室、仏殿天井の108畳の広大な龍の絵や、
中国賢者の襖絵等の美術品の展示があり、ゆっくり見て回ると、
2、3時間はあっという間に過ぎてしまいそうな広さでした。

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その後、本社にうかがい祇園辻利の安田部長さまより、宇治茶について説明をして頂きました。

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元々、宇治茶を作っていた宇治村が廃藩置県により、滋賀と三重と奈良と京都に分かれ、
滋賀はその後「近江茶」、三重は「鈴鹿茶」、奈良は「大和茶」と呼ばれるようになった事、
「宇治茶ブランド」になるには
@京都府内産50%以上含まれる
A蒸す、揉む、撚るの宇治茶製法で出来たもの
B京都府内で加工したものという3つの要件を満たす事、
また、栄西禅師がお茶の薬としての効用を伝えたことから、
お茶の数え方が「一服、ニ服」と云われる様になった事など
身近なお茶の成り立ちを興味深く聞くことが出来ました。

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様々な種類のお茶の製法についてはビデオで分かりやすく説明して頂きながら、
実際の茶葉を手にとって、香りや味を確認することも出来ました。

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合間に祇園辻利さん特製の抹茶とナッツのアイスを頂き、
お菓子もよばれ、美味しいお茶の淹れ方も学び、盛りだくさんの充実した学習会でした。

このような楽しい体験の機会を作ってくださった
祇園辻利本社の方々や富澤さんに感謝致します。

有難うございました。

他にも、建仁寺のお庭の、祇園辻利会長さまが建てられた茶碑の前で記念写真を写したり、
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茶碑周りに植えられたお茶の木に白い椿の様な花が咲いていたり、硬い実が出来ており、
その実が割れると中に3つの丸い種が出てくる事から、
地図記号の茶畑の印が、丸3つであることや、
たくさん書ききれてなく、すみませんあせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)


I

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2018年08月20日

舞昆工場見学

8月20日 舞昆工場見学

園芸クラブ員や、そのお子さんにお友達ら
13人で舞昆工場見学に行って来ましたてれてれ

本社のセミナールームにて、社長さんより、
昔から関西では、大阪は昆布、京都は漬物、和歌山は梅干というように、
米飯のある食卓には欠かせない食品として日本人に親しまれて来たというお話を聞きました。

そもそも昆布は温泉の湧くミネラル豊富な海域で育ち(海水温も低い方が良いのか)、
北海道の利尻や日高は有名ですが、江戸時代に北前船が日本海から瀬戸内に航海する間に、
中国山脈や四国山脈から運ばれてきた天然酵母が昆布に付着すると、
それが発酵して大坂に着く頃には、美味しい出汁昆布が出来上がっていたそうです。

江戸時代にお伊勢参りにきた旅人が、大坂に寄った際、
この出汁昆布を頂いて「こんな美味しい昆布は江戸では食べれない」と、
食い倒れる程、一生分の昆布を食べ江戸に帰ったということです。

お店の看板商品の「舞昆」の名前の由来(舞昆昆布は、
糖を分解する成分があることから)大人も成人病等気にせず、
子らと一緒の食卓を囲めるのは舞い上がる程嬉しい、と云う意味がある事や、
「鶴の恩返し」ならぬ「鷺(詐欺)の恩返し」の社員によるビデオコントを見せて頂いたりもしました。

社長自ら商品研究をされていて、昆布で作ったお茶に浮かせる薄い昆布アートを頂いたり、
近く商品化される、小型ロケットに搭載される「マグネシウムのバッテリー」
(従来のリチウムバッテリーと違い、熱を帯びても発火せず、リチウムの倍の寿命がある。
そのマグネシウムを包む昆布の開発に成功した)のお話などを聞き、盛りだくさんの見学会でした。
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工場併設のレストランでの食事も松茸の香り漂う釜飯やお吸い物、
おススメの昆布等、とても美味しく頂きました。

奥西さんの娘さんのふさこさんのお友達で、ベルギー人の方が、
阪大で一寸法師の唱歌の作詞をした「巌谷小波」の研究をされている方で、
児童文学について私達日本人が色々と教えて頂き、
一寸法師のお椀のある住吉大社へも、足を運びました。

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朝から1日でしたが、あっと言う間に時間が過ぎ、
楽しく有意義な1日になりました。

有難うございましたにこにこ
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2018年05月10日

キムジャン

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コリアンタウンの班家食工房に
キムチづくり=キムジャン体験に行きました。

前回は田辺大根を持って、大根キムチを作りに行きましたが
今回は好評につき第2弾!

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キムチづくりをする前に、その2階にある
クロスベイスにおじゃましました

キムジャンとはキムチづくりが多くの家族がよって
冬に備える寒い季節を乗り切るために
野菜を3,4か月もつように保存するためのもの

豊臣秀吉がトウガラシを打ち込んで
トウガラシが日本から朝鮮半島に渡ったことや
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御幸森天満宮で王仁博士の歌のことを
教えてもらいました、

ユネスコ世界無形文化遺産に和食とキムジャン=キムチづくりが同時に2013年に登録されています。

この和食っとは 和食の料理が文化遺産になったわけではなく、
(自然に触れて、栽培をして食べるまでを実践しているいつもの園芸クラブの活動ですが)
自然を尊ぶことが日本人の食生活に密着している意味で
世界の人に日本のことが理解してもらえるような文化だということ
Respect Nature からです。

比較文化を楽しく体験できた遠足でした。

(富澤)
posted by engei at 22:31| Comment(0) | 遠足、見学、協力など