2019年10月10日

舞昆のこうはら 本社工場・舞昆御殿(勝間南瓜と昆布)

ユネスコ・スクール晴明丘小学校地域園芸クラブ 大人の遠足

今夏、あべのハルカス近鉄本店にて
「舞昆プレゼンツ・」親子で楽しむ大阪の歴史と味」
(なにわ未来遺産フォーラム主催)で、
育てたなにわ伝統野菜・玉造黒門越瓜(たまつくりくろもんしろうり)の
美味しいおつまみでつくっていただきましたが
今回は、勝間南瓜(こつまなんきん)!

好天に恵まれた朝9時半に阪堺電車の「聖天坂」前で集合して、
住之江区の舞昆工場へ出掛けてました。

道中「勝間街道」と呼ばれる通りを抜け、
西成区玉出にある生根神社へ立ち寄りました。
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玉出(旧勝間村)の特産品として昔栽培されていた南瓜を
「豊受大御神(食物の神)」として祀られている「南瓜塚」を参拝して工場へ向かいました。
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2階の会議室へ通され社員の井上さんより今日の見学会のスケジュールの説明がありました。

今月16日の神嘗祭(五穀豊穣の感謝祭)の日に奉納されるお品に
舞昆の商品が伊勢神宮に届けられるというお話がありました。

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その後、分業された工場内の各部屋へ案内され、日々新しい商品を開発している研究室や、
商品問い合わせのコールセンター、大きな釜で佃煮を炊く部屋や、
商品を測って袋詰めする部屋など見学しました。
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コールセンター 事務所

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(まずはエアーシャワーをあび室内へ)

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どの部屋でも従業員の方が明るく対応して下さり、機器の説明を聞いたり、
試食させて頂いたり、楽しく見学する事が出来ました。

その後、テーブルにつき、
舞昆の昆布 自然観察学習園で採れた勝間南瓜を
小さな一人用釜で炊けるようにセットされ、
各々、用意された水や、細かく切った南瓜、
舞昆オリジナルの「発酵旨だれ」を入れて「勝間南瓜と昆布の佃煮」を一人ずつ作りました。

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観察園の勝間なんきんとシソの実

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昆布が炊きあがる間に、社長さんのランチョン・セミナー

北海道の噴火湾で育った道南産真昆布を大阪で3年間熟成させ、
農林水産大臣賞を受賞した「直火仕込み製法」で昆布の佃煮を作り
(昆布発酵には、こうはら社長考案のアケビの花の天然酵母が使用される)
それを更に1カ月寝かせて世界初の発酵塩昆布「舞昆」が出来上がるという、
作られた方の様々な苦労話も交えて商品の説明をして頂きました。

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昔から関西では、大阪は昆布、京都は漬物、和歌山は梅干というように、
米飯のある食卓には欠かせない食品として日本人に親しまれて来たというお話を聞きました。

そもそも昆布は温泉の湧くミネラル豊富な海域で育ち(海水温も低い方が良いのか)、
北海道の利尻や日高は有名ですが、江戸時代に北前船が日本海から瀬戸内に航海する間に、
中国山脈や四国山脈から運ばれてきた天然酵母が昆布に付着すると、
それが発酵して大坂に着く頃には、美味しい出汁昆布が出来上がっていたそうです。

江戸時代にお伊勢参りにきた旅人が、大坂に寄った際、
この出汁昆布を頂いて「こんな美味しい昆布は江戸では食べれない」と、
食い倒れる程、一生分の昆布を食べ江戸に帰ったということ。

さらに 昆布に含まれる「カロテノイド」という成分は、
身体を燃焼させたり、血液をサラサラにする効果があるそうです。

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おはなしを聞いているうちに
昆布も煮えてきました。

舞昆さんの手作りランチには育てた勝間南瓜が肉巻き料理ででてきて
皆んなで頂きました。
とても美味しいランチでした。

自然観察学習園で何年も勝間南瓜を育て、
調理してもなかなか美味しく味わうのが難しかったものの
舞昆の発酵旨だれで簡単に「勝間南瓜発酵昆布」ができあがり

お土産にもって帰らせてもらえ、
翌日にも旨味が熟成されていて、家族にも大好評で
よりおいしくいただけました。

食後には社長さんや社員の方々と神嘗祭の日に奉納される舞昆商品と一緒に記念撮影。
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また伊勢神宮に奉納される
「大嘗宮」のペーパークラフトを作りました。

作っていく中で、模型を見ながら、大嘗祭の意味や建物の配置や
古来から朝廷に献上される昆布のことなど、色々な事を学習させて頂きました。

盛りだくさんの内容でしたが、知らない事も多く、実り多い見学会になりました。

ご協力頂きました、舞昆の社長さん始め、従業員の皆さんには大変感謝致します。
ありがとうございました。

今日参加された皆さんもお疲れ様でした。

令和天皇即位式に因み、今日知り得た知識を家族や子供達との話題作りになれば良いですね。



おみやげにいただいた
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勝間南瓜の発酵佃煮昆布

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消臭スプレー






posted by engei at 19:00| Comment(0) | 遠足、見学、協力など

2019年02月28日

2月28日(木)堺へ!大人の遠足


自然観察学習園で育てた祇園辻利のお茶の木が契機となり、
昨年の京都へのお茶学習会に続いて、
今回は茶聖と呼ばれる千利休の生誕の地、
堺を訪れることになりました。

朝9時20分に東天下茶屋駅に集合して、いざ堺へ!

始めに「綾ノ町」停で降り、明治5年創業の「水野鍛錬所」へ向かいました。
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日本刀や庖丁を鍛える工房で、
水野家5代目の水野淳氏に中を案内してもらいました。

工房内は薄暗く、火を起こす鞴や鉄製の工具が沢山並び、




昔見た映画やドラマの鍛屋さんそのもので、
今も「るろうに剣心」の撮影現場として使用されているとのこと。


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その鍛冶場で刀の原料である「玉はがね(砂鉄と木炭が層状に固まったもの)」の実物を見せて頂きながら、刀作りの要である鍛錬について説明して頂きました。

てこ棒の先に玉はがねを二つ折りにして付け、1300度の火で熱しながら3人がかりで槌で叩いて玉鋼を何層にも伸ばしていくそうで、
この工程を「折り返し鍛錬」と言うそうです。

3人の息が合えば「トン、テン、カン」と槌音が聞こえ、息が合わないと「トン、チン、カン」と聞こえる事から、
辻褄が合わない事を表す「とんちんかん」と言う言葉が生まれたそうです。

刀に纏わる日本語は他にも、優れた刀には折り紙がつけられていたことから「折り紙付きの」
不良品の刀に札がつけられていたことから
「札付きの悪」、刀が鞘に入らない「反りが合わない」等、多くの日本語が現代に残っていると教えて頂きました。

普段は見られない鍛錬の様子も、
毎年11月3日には公開されているそうで、今度は子ども達とも見学に来て、
日本文化の伝承技術を間近で見てみたいと思いました。

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また「堺七まち雛飾りめぐり」のイベントに合わせて、建物2階で古くからの雛人形が飾られており、
手の込んだ飾りやお道具にも伝統文化の細やかさを感じました。 

同じ「綾ノ町」停そばに、江戸時代初期の庄屋「山口家住宅」も有り、徒歩で向かいました。

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この地域は堺環濠都市の中にあって、第二次世界
大戦の戦禍を免れた為、町家が多く残っていました。山口家もその一つで、
入ると大きな土間があり天井には太い松の木の梁が見え、吹き抜けており、
焚き物の煙が昇って上部の窓から抜けるようになっています。

広い座敷や茶室、枯山水の日本庭園等、昔の日本家屋の様子がよくわかりました。
私の一番の発見は、雛飾りのお道具でしか見たことのない、 針山が高い位置にあるお針箱の実際に使用されていた家具が有ったことです)。

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その後、再びチン電に乗って「大小路」停で降り、お待ちかねのランチタイム。

町家を改装した「さかいのま」カフェにて、ベトナム料理を頂きました。
お喋りしながら美味しい料理を食する楽しいひと時でした。
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最後に宿院町まで歩いて、今回の遠足のテーマである千利休の生誕地跡や、
「利晶の社」へ行きました。「利晶の社」では茶室に入って、お点前体験をさせていただきました。



裏千家流のお点前で、お辞儀からお茶や和菓子の頂き方、お茶の立て方まで教えて下さり、
見かけより難しいお茶の立て方に悪戦苦闘しました。

此処でも、お椀を眺めたり、床の間に飾られた花を愛でたり、
日本の豊かで静かな自然と共に育まれた文化を肌で感じることが出来、
貴重な体験をさせて頂きました。


お点前後は展示室で、千利休や与謝野晶子の生涯についての資料を見ました。

茶道の三千家である「裏千家」「表千家」「武者小路千家」は
千利休の孫の千宗旦の子供らが作った事など詳しく解説されていました。

お点前体験の席でも、流派の違いでお茶を泡立てて頂く裏千家に対し、泡立てない表千家があるとお話して頂いたことを思い出し、
日本人の繊細な心の文化に触れることの出来た遠足で、
改めて日本文化の奥深さに驚いた旅でした。実りの多い体験会になりました。

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園芸クラブでお世話下さった皆さん、楽しい企画を有難うございました。

皆さん、お疲れ様でした。

posted by engei at 22:00| Comment(0) | 遠足、見学、協力など

2018年09月15日

お茶学習会 祇園辻利と建仁寺へ!

5年前に富澤さんのお繋がりで観察園にお茶の苗木を頂き
そのご縁で今回は京都の宇治茶「祇園辻利」の本社へ、お茶学習会に参加しました。

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祇園辻利の本店前で本社の方と待ち合わせをして、祇園の町や「建仁寺」を案内して頂きました。

花見小路を入ると大勢の外国人や着物を着た観光客が行き交い、
可愛いお店が立ち並んでおり、ついつい足を止めてしまいます。

花見小路の突き当たりに「建仁寺」というお寺があり、
祇園辻利の方から「京都最古の禅寺で風神雷神図があったお寺です」と紹介されました。

(実物は京都博物館に所蔵され、今あるものは、陶版製のものやコピーのもの)

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また、開山した「栄西禅師」は、鎌倉時代に中国から茶種を持ち帰り
「喫茶養生記」を書き残した「茶祖」と云われる人物です」と教えて頂きました。

お寺の中には、趣向を凝らした禅庭や茶室、仏殿天井の108畳の広大な龍の絵や、
中国賢者の襖絵等の美術品の展示があり、ゆっくり見て回ると、
2、3時間はあっという間に過ぎてしまいそうな広さでした。

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その後、本社にうかがい祇園辻利の安田部長さまより、宇治茶について説明をして頂きました。

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元々、宇治茶を作っていた宇治村が廃藩置県により、滋賀と三重と奈良と京都に分かれ、
滋賀はその後「近江茶」、三重は「鈴鹿茶」、奈良は「大和茶」と呼ばれるようになった事、
「宇治茶ブランド」になるには
@京都府内産50%以上含まれる
A蒸す、揉む、撚るの宇治茶製法で出来たもの
B京都府内で加工したものという3つの要件を満たす事、
また、栄西禅師がお茶の薬としての効用を伝えたことから、
お茶の数え方が「一服、ニ服」と云われる様になった事など
身近なお茶の成り立ちを興味深く聞くことが出来ました。

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様々な種類のお茶の製法についてはビデオで分かりやすく説明して頂きながら、
実際の茶葉を手にとって、香りや味を確認することも出来ました。

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合間に祇園辻利さん特製の抹茶とナッツのアイスを頂き、
お菓子もよばれ、美味しいお茶の淹れ方も学び、盛りだくさんの充実した学習会でした。

このような楽しい体験の機会を作ってくださった
祇園辻利本社の方々や富澤さんに感謝致します。

有難うございました。

他にも、建仁寺のお庭の、祇園辻利会長さまが建てられた茶碑の前で記念写真を写したり、
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茶碑周りに植えられたお茶の木に白い椿の様な花が咲いていたり、硬い実が出来ており、
その実が割れると中に3つの丸い種が出てくる事から、
地図記号の茶畑の印が、丸3つであることや、
たくさん書ききれてなく、すみませんあせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)


I

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posted by engei at 22:00| Comment(0) | 遠足、見学、協力など