2022年04月24日

綿くり+綿繰りたたき+糸くり

4/24(日)
10時半より多目的室にて。
臨時活動
綿くり+綿繰りたたき+糸くり
を行いました。

お子さん含め16名の参加で、貴重な体験ができました。お疲れ様でした。

一昨年と昨年度観察園で栽培した「綿」を使って(和泉木綿の会 )会長の平山さんより「綿くり・綿たたき・糸くり」を体験しながら、大阪を支えた繊維産業のことを学びました。
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昔は糸を使って、ふんどしやおむつ、腹帯、手拭い、布巾を作られていましたが、今は需要が減り、手拭い、腹帯や一部のスーパー銭湯の浴衣を作られているとのこと。
綿は、4〜5月に種まき、10月収穫。 
大丸1︎綿から糸にする手順
@まず、収穫後、種をわた繰り機(木製でローラが付いている)ローラーの間に種つき綿を入れ、
ハンドルを何度か回すとせんべい布団の様に綿がぺたんこになり種だけでとり出せる。
一粒植えてるだけでも何百もの綿が成るため、その中には種があり、その種を植えると、どんどん増えていくので綿畑で埋めつくす程になるそう。
なので、種の使い道として、食用綿実油として使う事もあるとのこと。
綿は全てを使えてる万能な植物で、昔は、綿の木や枝の部分はご飯を炊く時に薪代わりに使い、その後の灰を土のアルカリ分としてまき、種をとった後の残りカスは畑の肥料として4月の種まきの時に使う。全てを使いきるこの出来る。

A綿から種を取り除いたペタンコ綿をふんわりさせる為、弓矢の弓の部分を弾いて綿に当てる

Bふんわりした綿を、糸繰り機(糸車)でヨリをかけながら強度を強める。回転させ、ねじれさせ、糸を強くさせるそうです。
一回転させても、50センチほどにしかならないので、昔は男性の仕事で、着物を作る糸量なら、一日中を1、2週間続けてようやく出来上がるぐらいとのこと。
家族で作業分担して、
子供は綿繰りで種取り
男性は糸車で糸紡ぎ
女性はその糸を使い、はた織
をしたそうです。
家族皆が忙しかったんですね。

今日参加の子供さんも興味深く作業をされていたので、昔遊び的な楽しさもあるんでしょうねとても勉強になりました。

昨日収穫したて!️の、豆ごはんおにぎりや豆餅、よもぎ餅、ローズマリーを使ったお肉料理美味しかったです❣️ありがとうございました(o^^o)

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本日は綿繰り体験に参加させていただき、ありがとうございました(emoji)(emoji)

種から綿が収穫できるようになり、一本の糸になるまでのお話も興味深く、その糸達から生地に出来上がり、私達の着る物、日常の生活に必要な物へと生まれ変わるには、たくさんの人の手と時間と工程が積み重なっていたのだと勉強になりました。
残念ながら、今では手でこのような作業はほとんどないようです。

だから、昔の人は綻んだ箇所を何度も継ぎ当てて、大切に着ていたそうです。

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2年前の春のコロナ禍に突入した頃に平山さんから綿の種をいただき、育ててた綿での
綿くり+綿たたき+糸紡ぎ体験
やっとの実現でした。

白い綿、茶綿・日本産のは→白い花
アメリカ産の茶綿、緑綿はピンクの花
花が咲くと国産かそうでないかがわかるそうで、また植えましょう!


ちょうど20年ほど前に総合っという授業ができた頃は1年に100回ぐらい学校でこのような学習体験をされていたそうですが、数年前から総合の授業も少なくなり、さらに
コロナ禍で全くなくなり
平山さんもひさしぶりの開催だったそうで、また機会を設けたいところです。

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posted by engei at 21:29| Comment(0) | 収穫祭