8月20日 舞昆工場見学
園芸クラブ員や、そのお子さんにお友達ら
し
13人で舞昆工場見学に行って来ました

本社のセミナールームにて、社長さんより、
昔から関西では、大阪は昆布、京都は漬物、和歌山は梅干というように、
米飯のある食卓には欠かせない食品として日本人に親しまれて来たというお話を聞きました。
そもそも昆布は温泉の湧くミネラル豊富な海域で育ち(海水温も低い方が良いのか)、
北海道の利尻や日高は有名ですが、江戸時代に北前船が日本海から瀬戸内に航海する間に、
中国山脈や四国山脈から運ばれてきた天然酵母が昆布に付着すると、
それが発酵して大坂に着く頃には、美味しい出汁昆布が出来上がっていたそうです。
江戸時代にお伊勢参りにきた旅人が、大坂に寄った際、
この出汁昆布を頂いて「こんな美味しい昆布は江戸では食べれない」と、
食い倒れる程、一生分の昆布を食べ江戸に帰ったということです。
お店の看板商品の「舞昆」の名前の由来(舞昆昆布は、
糖を分解する成分があることから)大人も成人病等気にせず、
子らと一緒の食卓を囲めるのは舞い上がる程嬉しい、と云う意味がある事や、
「鶴の恩返し」ならぬ「鷺(詐欺)の恩返し」の社員によるビデオコントを見せて頂いたりもしました。
社長自ら商品研究をされていて、昆布で作ったお茶に浮かせる薄い昆布アートを頂いたり、
近く商品化される、小型ロケットに搭載される「マグネシウムのバッテリー」
(従来のリチウムバッテリーと違い、熱を帯びても発火せず、リチウムの倍の寿命がある。
そのマグネシウムを包む昆布の開発に成功した)のお話などを聞き、盛りだくさんの見学会でした。
工場併設のレストランでの食事も松茸の香り漂う釜飯やお吸い物、
おススメの昆布等、とても美味しく頂きました。
奥西さんの娘さんのふさこさんのお友達で、ベルギー人の方が、
阪大で一寸法師の唱歌の作詞をした「巌谷小波」の研究をされている方で、
児童文学について私達日本人が色々と教えて頂き、
一寸法師のお椀のある住吉大社へも、足を運びました。
朝から1日でしたが、あっと言う間に時間が過ぎ、
楽しく有意義な1日になりました。
有難うございました

posted by engei at 21:00|
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