朝9時半に観察園へ集合して、
畑の田辺大根や天王寺カブラを幾つか抜いて、自転車に載せコリアンタウンに出発しました。
朝の冷え込みは有るものの風は緩く、
自転車でしか通れない細い抜け道を通って行くと、
30分程で現地に着きました。
「徳山物産」という韓国の有名な食品会社のお店(手前に小売店、
後ろがCafeになっている)に伺い、荷物を置きに2階へ。
建物の2階は桃谷にある3箇所の商店街の事務局「NPO法人クロスベイズ」があり、
様々な地域まちづくり事業を展開されているそうです。
その代表理事の宋さんより、
活動についてのお話を伺ったり、見せて頂いたりしました。
貸ギャラリーには、韓国のレトロな家具や調度品が並び、
壁には済州島の島民生活の写真展示などもあり、興味深く見学させて頂きました。
その後、1階のCafe奥の部屋でキムチ講習会に参加しました。
お店スタッフの講師の方から、キムチのヤンニョム(野菜を漬けるみその様なもの)には10種類の材料(水飴、アミエビのキムチ、玉ねぎ、りんご、イワシエキス、
ニンニク、生姜、イカの塩辛、お粥にした米、昆布出汁)が入っていることや、家庭により配合量や材料も違っているという事などを聞きました。
お店で作られたヤンニョムを塩漬けした白菜に一枚一枚丁寧に塗り込めば、
もうキムチの完成で、漬けたての浅漬けキムチを試食してみました。
まだ野菜の甘みが感じられ、とても美味しいキムチでした。
食べ頃は漬けてから3日〜10日位との事です。
キムチ作りの後は、コリアンタウンのお店を見て回ったり
韓国料理のお店でお昼を食べたり楽しい時間を過ごしました。
小学校から持参した野菜は「安田食品」というお店でキムチ漬けにしてもらい、
後日取りに行きました。
小学校の方にも試食用に届けました。
今回の徳山食品のお店(班屋食工房)以外にも、
幾つかキムチ作りを教えて下さるお店があるそうですので、
今回参加できなった会員の方々も、身近で異文化に触れることの出来る機会ですので、
是非また参加してみてください。
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田辺大根は、朝鮮半島から日本に来た
もともとのチョンガダイコンに最も近い品種だそうで
小さくて短いものだったそうです。
日本の方が土壌が良くて
大きくみずみずしいダイコンへと品種改良されていったそうですが
最も原種に近いのが
なにわ伝統野菜の田辺大根だったと言われているとのこと
安田食品さんに教えてもらいました。