今日は朝10時より、大勢の親子連れの会員が参加して、
小学校の家庭科室で観察園で摘み取った草花を使って、
草木染めをしました。
クラブ員の渡邊さんが講師になってくださり、
子供達やお母さん方に分かりやすく説明して下さいました。
渡邊さんが子供達に自分が知っている木や花の名前を尋ねると
「杉」や「もみの木」「たんぽぽ」「マリーゴールド」等の他に
「榎木」などの耳慣れない木の名前等も知っていて驚きました。
一年中、葉の落ちない常緑樹や「桜」のように
紅葉して葉が散る落葉樹の話もして下さり、
「皆んなも普段はあまり気に留めない草木も
色々な色に染まることを今日の草木染めで発見してください」と話されました。
その後、草木染めの手順を完成した作品を見ながら説明して頂いて早速作り始めました。
各々持参したTシャツや袋等の他、渡邊さんが沢山ハンカチも用意して下さり、
一人2、3個ずつ作りました。
染め方は
@様々な大きさの発泡スチロール球を布で包んで結んだり、
輪ゴムやタコ糸で染色したくない部分を括ったり、
巻きすを布に巻きつけたりして模様を作る。
A@を水洗いして布に付いた余分なゴミや糊を取る。
B浸透液(豆乳)に30分漬ける。
C再度水洗いして絞り、4種類の中から好きな染液に20分漬ける。
染液は、びわの枯葉、びわの緑の葉、ヤブガラシの葉、ミントの葉の4種類の葉
を各々、沸騰した鍋の湯で20分程、煮出ししたものです。
D次に3種類の媒染液からまた好きなものを選んで、
5分から10分漬けます。
媒染液は、ミョウバン(黄系)、銅(黄緑系)、鉄(濃緑)の3種類です。
布の半分をそれぞれ違う液に浸けて綺麗なグラデーションの作品を作った子もいました。
E媒染液に浸けた後は水洗いして絞り機にかけ、
始めに模様付けした輪ゴムや糸を解いて完成です。
皆、思い思いの模様作りや好きな色を選んで、
楽しく作品作りが出来ました。
同じ液を使っても、様々な色に染め上がり、
オリジナルの作品が出来て、子供達も大満足でした。
最後は作品を持って皆で記念撮影しました。
講師の渡邊さんの丁寧なご指導や、念入りな準備、
当日のクラブ員の方々の手際の良いお手伝いで、
事故もなく本当に素敵な作品作りが出来ました。